JAのHPからの引用「八反錦」

丈を短くし、病気にも強い、栽培しやすく改良された品種。丈が短い中生種を目指して、昭和48(1973)年に「八反35号」を父、アキツホを母として人工交配を行い、8年間の育成を経て、大量試作と試験醸造を開始。栽培特性、醸造適性などを総合的に評価し、昭和59(1984)年から新品種として普及が図られました。「八反35号」より約10センチ短い「八反錦1号」は倒れにくくなり、穂数も多く脱粒もなく、収量性も向上しました。「八反錦2号」は更に10センチ程短くなり、「八反錦1号」よりも早く収穫できます。「八反錦1号」は標高200〜400メートル地域に、「八反錦2号」は400メートル前後の地域に適応。広島県中部盆地全域、中部台地で栽培されています。この地域は1日の最高・最低気温の差が大きい地域。また、各地とも河川の流域にあり、豊富な水が身近にあるなど、良質な酒米産地に必要な気象条件、立地条件を満たしています。「八反錦」は大粒で、醸造適性では「八反錦1号」「八反錦2号」ともに、吸水は良好で溶けやすいのが特徴です。吟醸香が高く、雑味の少ない上品な吟醸味を備えた優良酒、味のバランスがよく、きれいな酒ができるという評価も得ています。
http://www.jazhr.jp/iine/sakamai/index.html