呑んでみました

『夢のしずく』の特徴は、造りにおけるモロミ日数が通常の大吟醸の30日前後に比べ、50日と長い事が挙げられます。より低温で酵母をイジメながら、長い日数をかけて酒にして行くと、より吟醸香豊かな酒に仕上がるのですね。よってこの『夢のしずく』も特徴と言えば吟醸香なのですが、そりゃあもう圧倒的な香りですよ。いわるる典型的なフルーティー吟醸香りで、青リンゴとパイナップルを混ぜたような、甘味と酸味が調和した女性が喜びそうな香りでも。男性だって喜ぶけどね。これだけ香りが立っていると、残念ながらツマミとの相性が悪くなってしまうのですが、香りに対して味はキレのある淡麗系。酒度も+5と結構辛く切っていますが、辛いと言うよりはスッキリしている印象で非常に喉越し良く楽しめます。ただし容量が500mlと、ちょっと小さめの瓶ですので、あっと言う間に飲み切ってしまいますので要注意。ここまで来ると、古くからある「日本酒」とは別の呑みものだよなぁ。『夢のしずく』を呑む機会があれば、とりあえずワイングラスなどで、ゆっくり楽しむ事をお勧めします。