隆 播州山田錦 純米大吟醸 火入れ 黒 2002年

pcon99992005-01-24

合資会社 川西屋酒造店
神奈川県足柄上郡山北町山北250

最近は『天青』の認知度も上がってはいるけれど、やっぱり県外の方には神奈川の地酒と言えば『隆』でしょう。その最高峰が、蔵唯一の「純米大吟醸」が『黒隆』。「こくりゅう」では無くて「くろりゅう」と読んで欲しいのダ。この『黒隆』の四合瓶は去年初めて出荷されたのですが、何故か詰められていたのは2002年醸造です。一升瓶でも15BYの生、もしくは澱絡みの出荷が無かったので、ひょっとしたら今後は熟成酒のみの出荷となるのかなぁ。もしそうならば、以前から『黒隆 澱絡み』の評価が高かっただけに残念ですね。確かに試飲会に『黒隆』の火入れが出て来た時には、アル添大吟の『丹沢の華』に比べて味の開きが遅い事を杜氏さんも気にしていたみたいですが。そして15BYの川西屋さんのお酒で気付いた事が1点。多分他の方も感じていると思いますが、全体的に『隆』ラベルよりも『丹沢山』ラベルに印象に残るお酒が多かった気がします。特にスペックラベルや赤丹が良かったです。僕も『隆』ラベルを全部呑んでいる訳では無いので(試飲程度なら全部飲んでるけど)滅多な事は言いにくいですが、ひょっとしたら『隆』ブランドに頼らない経営方針だったりするんでしょうか? 単純に『丹沢山』のラベルで出荷される酒が旨くなったダケなのかもしれないですけど。