オフィシャルHPが見つからなかったので酒屋HPからの引用「木桶仕込」について

長野県の桝一市村酒造場のアメリカ人取締役セーラさんの「古き良き木桶の文化を若い日本の蔵元に継承してほしい」という呼びかけで「木桶仕込保存会」なるものが設立された事などから、木桶仕込みを用いて醸造したお酒が話題を呼び、注目を集めています。くどき上手の今井専務さんは、新しいチャレンジとして平成14年「桶仕込み保存会」に入会し、木桶による酒造りを全国15蔵の仲間と共に始めています。世代交代により若い世代の蔵元が注目を集める現在も、その向上心とチャレンジ精神で、山形の銘酒としての確固たる地位を築いている事にも頷けます。くどき上手では、昔ながらの木桶に表面を柿渋でコーティングして仕込み桶としています。今年は、総米300kgの木桶1本での少仕込みを4回。一回の絞りで、220本〜230本のお酒しか造れないので生産量は極少です。鑑評会出品用の小さな仕込みタンクでも通常750kg位ですので、いかに小さな仕込み量であるかわかります。また、木桶を使うと湧きが早いようで、温度管理が非常に難しいそうですが、木桶の特徴を生かしてこれまでのお酒とはひと味違った個性的なお酒が仕上がっています。上立ち香はあまり感じられず、香りよりは味に重きを置いた仕上がりになっています。比較的、濃いめの甘味と酸がバランスして深みのある味わいになっていおり、飲み始めから飲み終わりに至るまで、終始食欲をそそる酸が味を引き締めています。その酸に程よい苦味が絡まって、若干スパイシーで心地よい後味を醸し出しています。専務さん曰く「次世代の吟醸ファンが育つ可能性がある」。当店へご来店されるリピータの方からも非常に高い評判を頂いております。
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