呑んでみました

個人的には結構メジャー銘柄の『志太泉』さんも、いざ地元で購入しようと思うと販路が無くて寂しい限り。伊豆まで足を伸ばせば結構あちこちで見るのになぁ。僕が一番良く『志太泉』を買うのは伊豆高原のコンビニ酒屋風スーパー。と、言っても地酒用の冷蔵庫完備だし『尾瀬の雪どけ』なんかも置いてあって普通じゃ無いんだけど。『蔵出し濁り酒』についてですが、瓶の半分くらい澱が溜まっています。色々な市販の「濁り酒」と比べても、かなーり濃いですね。スペックを見てもらうと酒度以外は吟醸酒そのもので、開栓した時に瓶の中からパイナップルやバナナのような甘い香りがはじけ出して来ます。そして『蔵出し濁り酒』を購入した人だけが味わえる極上の楽しみが「上澄み」なんですねぇ。地酒居酒屋さんで「濁り酒」を注文すると目の前で混ぜて注いでくれますが、家で呑む時は試しに混ぜる前の「上澄み」を試しすと、また違った旨さが体感できるワケですよ。この『蔵出し濁り酒』の「上澄み」印象は「バナナリキュール」かな。爽やかな酸味のベースに、甘さを香りがギュッと凝縮されて他では味わえない感動の呑みものです。アルコール度数も20度弱と日本酒にしては強いので、グラスも小さめがいいんですね。それこそリキュールグラスなんかが丁度良い感じ。余り「上澄み」ばかり楽しんで「澱」ばかり残すと舌触りがイマイチなんで大変な事になるけれど、まぁ呑めなくは無い。とにかく『蔵出し濁り酒』を手に入れたら先ずは「上澄み」なのです。あ、普通に混ぜた時の印象は蔵元さんの説明を参考にしてくださいね。