蔵元HPからの引用「天寶一の信念」

私は、蔵元で酒造りに携わって今年で7年になります。それまでは、東京の方で全く畑違いの建築関係のメーカーの営業をやっておりました。東京から広島へ帰郷した当時は、日本酒に対して興味があまりなく、その年 2会生で広島の醸造研究所で3ヶ月間研修させていただきました。その時、出逢った意欲のある若き蔵元に刺激されて、これからの考え方や自分も味覚には、少々自身がありましたので、毎晩の様に近所では手に入らない、地酒を飲んでは、米の違い、水の違い、酵母の違いや酒質の向上の為の濾過や貯蔵管理などを研究しました。それから、酒造りに参加して間もない頃は、自分の目指したい酒はそれなりの設備が必要だと思い毎年苦しみながら酒質の向上を信じて設備を整えてまいりました。それから4年後ようやく自分の目指したい酒の形が見えてきました(これも理解ある今の杜氏さんのおかげだと思っています)、今現在は杜氏及び杜氏見習と私とで3人が中心となって計5名で酒造りをしております。私の将来醸していきたい「日本酒」は、口に含んだ時に、みずみずしい酸味を感じて和の食材とマッチした酒を醸し自分自身幸せを感じる酒を醸していきます。「日本酒は和食を最大限生かす名脇役」をモットーに酒造りしていきます。
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