呑んでみました

これまでも小田原市内では『火牛』ラベルのお酒(純米吟醸が中心)が出荷されていましたが、これは以前の蔵で醸された酒で、新蔵での新酒は今回呑む特別純米がはじめて。スペック違いで『特別純米 無濾過』『特別純米 無濾過生原酒』が出荷されましたが、僕は四合瓶で売られている『特別純米 無濾過生』を購入してきました。ラベルは原酒表記ではありませんが、アルコール度数は17.5度と結構高め。以前のお酒は燗をしてこそのお酒でしたが、無濾過生酒ですから先ずは冷やで呑んでみました。今回は大きめのロックグラスで呑んでみたのですが特別目立つ立ち香が無い反面、含み香では麹香が目立ちます。この辺りは好みが分かれそうですね。そして味ですが、基本的に米の甘味がしっかり乗っているものの、まだまだ渋味が強く2.3日は放置した方が良さそう。せっかくなので燗を付けてみましたが、いわゆるぬる燗よりも下の部分まで下がってくれば非常にバランスが良く、新蔵最初の酒としては充分旨い酒だと思います。今回機械を搬入した業者さんが余り酒に詳しくなかったらしく、今年の造りは大変苦労したとの噂を聞いています。ですがこれだけの純米に仕上がったのであれば、蔵元も一安心されたのではないでしょうか。今後の商品展開にも注目したいと思います。