呑んでみました

今回譲って頂いたのは2002年の仕込01号。つまり『蒼空』初めての酒であり、非常に貴重な酒ですねぇ。雑誌では「凄くは無いが悪く無い」と書かれてましたが、果たしてどうでしょうか。最初の印象は貯蔵年数の無濾過純米にしては色が付いていないなぁ、と。これはひとえに保存方法によると思いますが、大切に保管されていたお酒だったのですね。そしてお味の方は、とりあえず立香のアルコール感がきつく感じます。これは実際呑んでもアルコールの刺激が強く、多分水割り燗でもつけてあげれば味も膨らむのでしょうが、冷酒で呑むにはいまひとつ。次にロックでも試してみましたが、やはり地酒と言うよりアルコール飲料を呑んでいる印象ですね。もう少し旨味が欲しいのと、刺激で無理にキレを出そうとしている印象があります。この辺りは今後の「伸びしろ」に期待する部分なのでしょうが、デザインを含めたパッケージには購買意欲がそそられますから、店頭に並んでいたら購入するお酒なのでしょうね。今では山田錦を使ったタイプも出荷されているようなので、ちょっと呑んでみたいですね。